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絵本「小岩内のきせき」完成
2025年2月25日

2022年に発生した新潟北部水害を風化させてはいけないとの思いから、新潟デザイン専門学校の学生らが約半年かけて制作した絵本「小岩内のきせき」がこのほど完成し、村上市役所で完成報告会が開かれました。
小岩内集落は2022年8月3日からの大雨により住民は最初公会堂に避難しましたが、55年前の羽越水害の経験から、高台の住宅へ再避難を決断しました。その2時間後に公会堂は土石流に飲み込まれましたが、その冷静な判断により人命を失うことはありませんでした。
村上市は2024年1月に同専門学校と協定を結び、クリエイティブデザイン科の3年生9人に絵本の制作を依頼しました。同5月には小岩内集落で取材を行い、ストーリーや作画を作り上げ、およそ半年の制作期間を経て完成に至りました。絵本は市内保育園、小中学校図書室、図書館などに置かれる予定です。