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北海道秋サケ漁、今季来遊予測
2020年6月29日
道総研さけます・内水面水産試験場は、9月初旬に解禁となる今年の北海道の秋サケ来遊数が昨年実績比13.3%増の1990万3千尾になるとの予測を発表しました。予測通りとなった場合、平成以降で昨年に次いで3番目に低調で、2年連続の3千万尾割れとなります。依然低水準が続きますが、凶漁となった昨年から回復局面へ底打ちが期待されています。
しかしながら、海区別の来遊予測では弊社の子会社がある標津町が属する根室海区は、昨年の来遊数の284万尾から260万尾へと1割近くも減少する予測となっており、海区別での優劣の差が大きいシーズンとなってしまうのかも知れません。
年齢別の予測では、主群となる2016年生まれの4年魚が1465万尾、次いで2015年生まれの5年魚が235万尾となっており、高齢で大型のサケが漁獲される傾向にある漁序盤の水揚げは低調も想定されます。