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秋サケ、32%増予測
2019年7月29日
北海道恵庭市にある道立総合研究機構さけます・内水面水産試験場は、今秋に道内に来遊するサケが昨年実績比32.5%増の3070万尾になるとの予測を発表しました。予測通りになれば、3682万尾だった2015年以来、4年ぶりに3千万尾台を回復することになります。
秋サケの来遊数は2004年の6057万尾をピークに減少傾向になり、2017年は平成に入って最低の1736万尾、昨年は3136万尾と予測していましたが、実際には5年魚が極端に少なく、予測を大きく下回る2316万尾という結果でした。
同試験場によると、放流された稚魚が海に出る春の海水温が、13、14年は全道的に低かったため、生き残れなかった魚が多く、昨年・一昨年の不漁に繋がったが、今年の5年魚、4年魚が稚魚だった15、16年春は海水温が平年並みに戻っており、主力の4年魚に加え、5年魚も平年並みに来数することが期待できるという事です。