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ギンザケ 異例の大漁
2021年8月30日
北海道根室海峡北部の沿岸で、ギンザケが過去にないほど水揚げされ、漁業関係者を驚かせています。弊社子会社・(株)北海永徳がセリ権を持つ標津漁協では昨年の約20倍の1500尾以上、羅臼漁協では前年同期の75倍の漁獲となっています。
通常ギンザケは、北米のカリフォルニア州からロシア沿海地方中部とサハリンまでの河川に産卵のため遡上します。エサを探して回遊する際に、日本沿岸でも漁獲されることはありますが、数はそれほど多くありません
標津漁協によると、7月中旬ごろから定置網や刺し網での漁獲が目立ち始め、8月25日時点での漁獲量は約3.9トン(1532尾)で、昨年1年間の漁獲量約180キロ(74尾)を大幅に上回っています。今年は特に海水温が高いため、ギンザケの回遊ルートが変わった可能性や、資源量そのものが増加している可能性もあるのではと関係者は話しています。