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北海道産ブリ、全国に認知拡大
2020年10月26日
北海道沿岸一円で水揚げが定着したブリですが、ここ数年、秋サケ、サンマ、イカなどの主要魚種が軒並み低迷する中、存在感が高まっています。船上活じめによる鮮度・品質の向上、商品開発など産地の取り組みも進み、首都圏など本州市場にも流通量が増え、脂の乗りなどの品質が評価されてきています。
もともと北海道とはあまり縁の無かったブリですが、近年の海水温の上昇などを背景に2000年代に入って水揚げが増え始めました。農水省の統計によると都道府県別の水揚量では13年と16年の3位を最高に、昨年も1万トン超えで4位にランクインし、全国に占める割合は約1割と、全国有数の天然ブリ生産地に定着しています。
北海道は従来ブリの食文化が乏しく本州に比べ低消費地ですが、道内のスーパーでは不漁の魚種に代わる旬の魚として積極的に店頭に並べています。